オーラルフレイルは、歯や口の働きの衰えです
オーラルフレイルとは、「歯や口の働きの衰え」の意味で、老化のはじまりを示すサインとも言われています。オーラルフレイルの予防は、静岡市静岡歯科医師会が薦める8020運動とともに、歯と健康に関する新しい考え方となっています。
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オーラルフレイルとは、「歯や口の働きの衰え」で、老化のはじまりを示すサインとも言われています。オーラルフレイルの症状は、健康な体から要介護の状態になる前の「フレイル期」に現れます。介護を必要としない毎日を長く過ごすためにも、オーラルフレイルの症状にできるだけ早く気づき、予防や改善をしましょう。
歯と口の働きのことを「口腔機能」と言います。
歯と口の働きは、大きく分けると、
1.食べる(噛む・磨り潰す・飲み込む・味わう)
2.話す(発音する・会話する・歌う)
3.感情表現(笑う・怒る)
4.呼吸する
などがあります。
加齢とともにこれらの口腔機能が衰えると、栄養状態から筋力の低下を招くこともあり、外出が減るなどの結果、介護が必要になる場合もあります。健康的な毎日を過ごすためにも、オーラルフレイルを予防することが大切です。
オーラルフレイルのセルフチェックをしましょう
オーラルフレイルの症状には、
- 固いものが噛めない
- 食べこぼすことが多くなる
- よくむせる
- 活舌が悪い
- 口の中が乾燥する
などの症状がみられることがあります。
これらの症状がないか、現在の口の中の状態をセルフチェックしてみましょう。
オーラルフレイルセルフチェックシート
また、オーラルフレイルを予防するためのお口の体操もあります。意識して大きく口を動かすことが予防につながります。
オーラルフレイルは病気ではありませんが、予防するには定期的に口の中をチェックすることが大切です。かかりつけの歯科医院で、定期的に検診を受けましょう。
8020運動
また、静岡市静岡歯科医師会では、歯から健康寿命を延ばす運動として、「8020運動」を推進しています。
8020運動とは、80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという活動です。詳しくはこちらをご覧ください。